Music

梅雨のけだるさには濱口祐自がよく似合う

梅雨の時期はけだるさを感じることが多い。おまけに、昨日はCOVID-19のワクチンの2回目接種を受けたので、左肩にも筋肉痛のような痛みがある。最近は、Raspberry Piに付けたDACボードから旧式のステレオセットにつないで、スピーカーから音を出している。か…

「春はもうすぐ」と山本彩の俠気

山本彩は多くの人が知る元アイドルだ。それ故、アーティストとしてやっている現在も、アイドル時代のファンダム*1が維持されているようだ。残念なことだが、アイドルファンから移行した連中のなかには、とんでもない迷惑な連中がいる。全く音楽が分からない…

「棘」は出さなければならない曲だった

山本彩のユニバーサルジャパン移籍2枚目のシングル。これはミニアルバムと呼んだ方が適切ではないかと思うほど、収録された3曲が充実している。山本彩のこれまでのアルバムとシングルの中で最も優れていると思う。おそらく数年後、山本彩の音楽遍歴において…

「棘」は売れないかも知れないが

最近、BABYMETALが沈滞しているために*1、扱うのが山本彩ばかりになってしまっている。今回もそうだ。山本彩がユニバーサルジャパンに移籍して2枚目のシングル「棘」が発売された。私が山本彩を発見したのは*2、2017年の初め、ちょうどBABYMETALが沈滞への道…

山本彩・ザ・ロックンローラー

このブログでは、ときどき予想をするのだが、外れることが多い。例えば、「The Queen of Rockのライバル」では、BABYMETALがグラミー賞を取るだろうと断言したが、全く掠りもせずに外れた。だが、今回ばかりは大当たりだ。山本彩のことだ。先日、Zepp Namba…

山本彩とSusan Tedeschi(その2)

(山本彩と Susan Tedeschi(その1)より続く) 山本彩の夢は生涯、歌い続けることだそうだ。ファンとしては歌い続けてもらうことに何の文句もないが、生涯独身で歌に人生を捧げましたなんていう、ちょっと暑苦しいのは願い下げにしたい。良い伴侶を見つけ…

山本彩とSusan Tedeschi(その1)

数週間前、地下鉄御堂筋線難波駅の下りホームの柱が、大きな山本彩の顔で埋め尽くされていることに気づいた。ちょうどホームが緩いカーブをしているので、地下駅を支える20本近い太い柱に描かれた彼女の顔はちょっと壮観だ。またあるときは、1編成10輌の社内…

Toshlと山本彩

UTAGEというテレビ番組で、X JAPANのボーカリストが山本彩のギター伴奏で「Say Anything」を歌った。私は山本彩が目的で録画していたのだが、身を削るような凄まじいシャウトを聴かされることになった。 Toshlは明らかに声帯を台無しにする危険を犯していた…

山本彩を甘やかすな

山本彩のファンの多くは、彼女が「シンガーソングライターという夢を目指して頑張っている」ことを応援しているようだ。だがそれを聞くと、私はとても奇妙に感じる。山本彩は既に日本のトップシンガーの一人であって、ソングライターとしても、過去2枚のアル…

二作目の呪い、Phoebe Snowと山本彩

二作目の呪い。英語で"sophomore curse"。"Sophomore"は、大学や高校の2年生を表す名詞である。転じて、形容詞として使われる場合は「ふたつ目」という意味になる。ギリシャ語の「叡智(Σοφια)」から派生した語のひとつである。この"sophomore"が"album"に…

Phoebe SnowとSan Francisco Bay Blues

「San Francisco Bay Blues」というのは妙な曲で、ブルースという名がつくのにブルースではない*1。私はカントリーソングのように思うのだが、Wikipediaにはフォークソングと書いてある。カントリーかフォークかなんて、区別があってないようなもので、どち…

山本彩、aiko、Phoebe Snow

三題噺みたいだが、この3人の名前を並べたのは、私が初めてに違いない。山本彩は、明らかに、ミュージシャンとしての正当な評価を受けていない。しかし、それは彼女がアイドルであることに固執するのが一因だから、仕方ないことではある。普通の音楽ファンが…

異形のアイドル山本彩

彼女のことを良く知らないうちに*1不必要なリンクが張られるのを避けるため、以前の記事では彼女の名前を出さなかった。その後、彼女自身の著書「すべての理由」を含め多くの情報を得ることが出来たので、今回は表題に名前を含めた。「すべての理由」を読ん…

ユリイカ!

ユリイカは、ギリシャ語で見つけるという意味の動詞であるεὑρίσκωを語源とする。これが語尾変化して、εὕρηκα(発音はヘウレーカ)となったものだ。これは一人称単数完了形の直説法能動態であり、「(私は)見つけたぞ!」と言うような感嘆を表わす*1。なお、…