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Parrot

IT

Parrot 1.0.0(コードネーム Haru Tatsu)がついに、リリースされました。

Parrot は、元々は Perl6 のターゲットとして開発された仮想実行環境(VM)です。Java に対する JVM と同じ位置付けになります。もちろん、Perlインタプリタですから(表向きでは)VM は要りませんが、Perlの実行速度を Java 並に高めたいという要求に答えるために必要となります。

そもそも Parrot は Perl6 開発の内部プロジェクトでしたが、数年前に Perl6 から分離して開発が進められてきました。そこには、Perl だけでなく、PythonRubyLISP、Tcl、PHPBASICなど多くの言語のコンパイルターゲットとなる意思があったようです。

perl6 の正式リリースはまだ先(来年)ですが、VMの正式リリースで開発速度の向上も期待されます。

なお、コードネーム「Haru Tatsu」は明らかに「春立つ」であり、3月17日のリリース予定日に引っ掛けて命名されたものと想像されます。ちなみに、現在のperl6は、Rakudo Perl と呼ばれています。これは「駱駝道」を短縮して「楽土」に掛けたものです。ともに変な日本語ですが、「駱駝道」は「Perlを究める道」、「楽土」は「極楽浄土」を表しているのでしょう。偶然、日本語由来のコードネームが重なりました。Larry Wall の日本趣味の影響もあるのかも知れません。