京大教養の英語化

京大が教養課程の英語化を発表した。ニュースとしては東大の推薦入試導入の影に隠れた形になっているが、はるかに実質的で重要な改革だ。最近の京大は、国内よりも国際的な評価を目指しているように感じる。東大が秋入学指向を発表したときに、京大はどちらかと言えば冷たい反応だったが、これがそれに対する京大の答えというわけだ。中々センスが良い。

そもそも理科系の学問は英語で論文を読み書きするし、国際学会も全て英語だから、英語は必須だ。それに教養段階から慣れておくのはたいへん役にたつ。だいたい授業でも数式や図が多く、英語と言ってもそれほど難しい表現は出てこないので、普通の日本人でも慣れれば十分に対応できる。私の時代もこうだったら良かったのに。少し羨ましい。

ところが当事者である、うちの娘は大反対。ちょっと国粋主義的傾向があるからな。最近の趣味は、和暦と神道のようです。