BABYMETALがReading & Leeds Festivals 2015に出演することが発表された。
Reading(8月29日)もLeeds(8月30日)も共に、Metallicaデーのメインステージ。おそらく午前中か午後一番、口開けの登場。
早速、フェス限定Tシャツまで売りだしている*1。両フェスのホームページでトップニュースになっていることといい、異例の厚遇だ。といってもビジネス的には当然の帰結に過ぎない。ロックフェスティバル主催者にとって、BABYMETALほどありがたい存在はない。
BABYMETALが必要とされる5つの理由
まず、客寄せのために最適なオプションであること。BABYMETALのファンダムは、旧来のロック・メタルファンとかぶらない層を含むので、まるまる新規顧客を獲得することができる。
次に、早い時間のメインステージにぴったりのアクトであること。二日酔いの連中の眠気覚ましになる。BABYMETALのサポーターもヘイターも共に、朝っぱらから興奮できる。このメリットは意外に大きい。ロックフェスのお客に午前中の退屈な時間をいかに過ごしてもらうかは、永遠の課題である。
家族連れでやってくる人たちには子守替りになるし、子供を連れてくる言い訳にもなる。子供は未来の顧客である。
昨年のSonisphereの実績があるので、パーフォーマンス的にも全く心配がない。
最後に、ギャラが安い(想像だが)。BABYMETAL側としては持ち出しに違いない*2。
つまり、ほとんどノーリスクかつハイリターン、なおかつローコストである。これでBABYMETALにオファーしない主催者がいたらアホである*3。