BABYMETALとRacism

昨日書いたように、Metal Injectionの記事には表題にPedophiliaという単語が含まれている。ところが、この記事にはもうひとつ、忌まわしき単語が含まれている。

「Racism」

BABYMETALへの反感の中には、アジア系に対する人種差別が含まれているというのだ。そう言えば、ヘビーメタルのファンもミュージシャンもほとんどが白人だ。

ロックの時代はブルースが基礎であったため黒人の色が強かった。クラプトンがアイドルにしていたのは黒人のギタリスト達。ジャニス・ジョップリンなんか、ホワイトブルースと揶揄されながらもブルースを歌っていたものだ。そこにはアフリカ系に対する人種差別はない。

それが、ヘビーメタルになって白人の色が強くなった。白人は彼らだけの音楽を手にいれたのだ。もう堂々と人種差別の時代に戻れるのだ。

BABYMETALの音楽が良くできていればいるほど、この反感は強くなる。

これは、DragonForceの中国人が何故、化け物になったのかに通ずるのかも知れない。アジア系の彼が白人至上主義の社会で名をなすには、彼にしかできないオンリーワンを目指すしかなかった。他のだれもが追随できない速さでギターを弾くしか無かったのだ。

こんな世界に踏み込んでしまった3人の少女を、狐は果たして守れるのか。