まさかのDownload UK

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あまり触れたくなかったが、催促のようなコメントを頂いたので、仕方がない。昨日の夕刻、Download UKへの出演が発表された。以下は、Download UKサイトのニュースです。


Downloadに並ぶフェスティバルは存在しない、そして、BABYMETALに並ぶバンドも存在しない。このふたつの並外れた力がひとつになり、6月のドニントンパークで、魅惑的なパフォーマンスが繰り広げられる。

このヘビーメタルバンドが、いま最も興味を持たれるバンドのひとつであり、彼女たちの使命である世界にメタルを広めることを掲げて大きな称賛を受けていることには、その理由がある。嵐のようなモダンメタルと予想もつかぬキャッチーなJポップを融合した、ひたすら爽快で忘れられないライブショーを期待してくれ。

Su-metal、YuimetalにMoametalは、去年、Dragonforceのセットへのサプライズ出演でダウンロードの観客にお目見えしたが、今年の6月は、初めてのメインステージへの登場になる。

2016年4月1日、日本の3人は、2014年の同名タイトルのデビューアルバムに続くものとして、待ち望まれていたセカンドアルバム「Metal Resistance」をリリースした。これには、チャートを支配するシングル「KARATE」がフィーチャーされている。

この「KARATE」を聴いて、DownloadでBABYMETALとロックする用意をしておいてくれ。

Andy Coppingという男

昨日、この惨めなプロモーターが次のようなtweetを行った。

よっぽどきまりが悪いのか、今年プレミアリーグを制覇した、岡崎のレスターまで持ちだした。レスターの愛称がFoxesなので、今年は狐の年だという訳だ。

早速、イジメられている。


Al Johnstone: 変だな。彼女たちを絶対にブッキングしないと言ったと思ったのだが?

Andy Copping: 確かに言ったが、しかし、皆のためになることをするには、それを曲げざるを得ないこともある

...

FlipperWolf: ということは、気持ちを完全に変えたということだな?思うに、金がなによりも大事なんだ

Andy Copping: いや、大事なのは現実だ


この男は、一昨年、BABYMETALは絶対にブッキングしないと言ったのだが、それだけではない。去年のサプライズ出演の後も、BABYMETALに難癖をつけていた。だから、BABYMETALは絶対に出ないと思っていたのだが、結局はビジネスライクに話をつけたのだろう。上のニュースは、BABYMETALにかなり気をつかっている。また、BABYMETALのバンド紹介ページでは、Wembleyの成功のことを書いたり、BABYMETALを「metal phenomenon on a mission」などとおだてあげている。Andy Coppingの事実上の謝罪と理解するべきだろう。

しかし、「金がなによりも大事」というのは正しい。現在、Sonisphereの例にあるように、イギリスで大きなフェスティバルを維持することには、かなりの困難があるようだ。人間的にはカスだが、プロモーターとしての腕は確かだということか。

Lemmy Kilmisterの追悼

出演枠は、元々Motörheadが入っていた枠(メインステージ*1の後から3番目。これは追悼枠になっているようだ)のふたつ前。事実上、Motörheadの後をKillswitch EngageとBABYMETALが担うことになる。今は亡きロックンローラーの跡を、新時代のロックンローラー中元すず香が襲うのだ。

CoppingとBABYMETALの和解には、Metal Hammerが関与したと思われる。だから、彼らはBABYMETALの次のイギリスでのコンサートを知っていたわけだ。私は、Coppingの悪口雑言を重視しすぎたために、読み間違った。99%と言っていたのに、申し訳ない。

The Golden Gods Awardsの授賞式に付随するコンサートも、Lemmyの追悼になる。SaxonにMotörheadのふたりが参加するジョイントコンサートになるのだ。「もう再び出来ないような特別のこと」とは、このことだったようだ。BABYMETALは授賞式だけに参加して、神バンドはパリから帰国するのだろう。

まあしかし、金が何よりも大事なプロモーターに渋々ながらも評価されるということは、BABYMETALがそれだけ客を呼べるバンドだとみなされていることであり、Lemmyの追悼枠に相応しいバンドだということでもある。良しとせねばならない。

*1:Lemmyステージと名前を変えた