以前から「はんなり」の使い方がおかしいと思っていた。特に大阪人の使い方が間違っている*1。大阪ではどうやら「おしとやか」という意味で使っているようだ。
「はんなり」は「華なり」の撥音便であり「はなやか」と同じ語源だ。若い娘の匂うが如き華やかな様子をあらわす。おとなしいという意味は含まれない。そもそもは高貴な女性に使っていたようだから「上品」という意味は含んでいるようだが、高貴な女性がおとなしいとは限らない。
*1:言葉は変わるものだから「間違い」というのもおかしいのだが
総選挙の結果がどうのという話ではない。
橋下徹が書紀局長の小池晃に、志位委員長の退陣を勧めていた。議席減の責任を取って、この際「世代交代」をした方が良いというものだ。嫌味という感じではなく、野党が役割を果たすためにも若返りをして、もう少し力を持ってほしい、というエールのような言葉とも受け取れた。
だが、今の共産党に世代交代ができるのか、それは難しいのではないか。
と言うのも、選挙期間中に共産党の支持者によるビラ配りに何度か出くわしたからだ。ビラを配っている人は皆、私よりかなり年配でおそらく70歳を越えているように思った。拡声器でしゃべっている人も、元気一杯とは到底言えないおじいさんだった。それぞれ、昔は元気な活動家だったのだろう。そう思うと、私は日本共産党の支持者ではないが、一抹の寂しさを感じた。
たぶん志位和夫も、世代交代が必要なことは百も承知なのだ。