Debian 12 (bookworm) はとても良い

Debian をラップトップPCのOSとして使っている人は少ないだろう。Debian 系列が好きな人でも、ほとんどは Ubuntu を使っていると思われる。

私は仕事でサーバを扱うことも多かったため、Debian をPCで使っている。サーバとPCのOSが同じであることは、とても使い勝手が良い。サーバで何らかのトラブルが生じた場合でも、自分のPCですぐに再現実験を行える。

bookworm

さて、そんな Debian の新しい安定版が出た。Debian 12 である。コードネームは bookworm という気持ち悪い名前だ。いわゆる「シミ」のことである。「読書好き」のこともそう呼ぶらしいから、後者の意味にしておくことにしよう。

コードネームの気持ち悪さはさておき、OSそのものは気に入った。

それというのも、つい昨日、内蔵DVDドライブを外付けのUSB接続ドライブとして認識させようと苦労していたのだ。これがなかなかうまくいかず、デバイスファイルとカーネルモジュールを調べていたところだった。内蔵ドライブを外付けにする場合、USB-SATA変換器を間に挟むのだが、こうするとドライブが /dev/cdrom として認識されないのだ。「lsscsi」でドライブ検出できない。

ところが bookworm にアップグレードしたとたん、何の変更もなく認識してしまったのだ。こちらは何もしていないのに。

素晴らしい。