BABYMETAL
アメリカツアーでのBABYMETALの変貌には、戸惑っている人も多いだろう。当然、ツアーの様子をできるだけ詳しく知りたいわけだが、日本の記事の多くは海外の一次情報の転載に近いから*1、あまり参考にならない。では一次情報はどこから得るのかと言うと、BABY…
彼女たちはバンドなんかじゃないよ。30周年なんて想像もつかない。彼女たちは現象なんだ。そういうものは消えてゆくものさ。それは避けられないことなんだ (伊藤政則の発言。Metal Hammer 273号*1のカバーストーリーの挿入記事より)音楽評論家の伊藤政則が…
藤岡幹大氏のご冥福をお祈りいたします「今まで多くの人たちが私を助けてくれ、ここ迄にしてくれた。だから、20歳になった今からは、これまで助けてくれた人たちに恩返しするのが私の義務だと思う」ALTPRESSが彼女の誕生日に併せて掲載した記事に、上の言葉…
BABYMETAL return home for a momentous occasion: SU-METAL’s ‘coming of age’ *1ALTPRESS 2017ー12ー20 Norman Narvaja著 溢れんばかりのJポップ、過激なまでのスラッシュメタル、飽くまでも軽やかなEDM、オペラに見まごう華麗な舞台、それを併せてBABYMETAL…
これは、昨年の5月にNoiseyのサイトに載った記事の翻訳だ。インタビューに入る前までの訳は出来ていたが、インタビューになってから嫌になって、長いあいだ放っておいた*1。今回、在庫整理のつもりで公開することにしたのだが、その動機のひとつは、Kim Kell…
最近、BABYMETALの記事をほとんど書いていないのだが、理由はある。だがそれはしょうもない愚痴なので、書く価値もないとして放っておいた。しかし、このブログでBABYMETALを扱うことを期待している方々が何人かおられるらしいので、書かないなら書かないで…
Metal Hammerが復活する。いや、既にしてしまった。1月9日の段階で、Metal Hammer 292号が店頭に並んだようだ。ほとんど狐に鼻をつままれたような気分だ。それと言うのも、昨年末に倒産したTeamRockの所有する資産*1を、Classic RockとMetal Hammerの前オー…
"The Future Queen of Rock"にあらせられましては、十九歳の御誕生日をお迎え遊ばされましたことを、お芽出たく忝なくお悦び申し上げます (2016年12月20日) どうやら、281号のこの表紙が、Metal Hammerにおける、BABYMETALの最後の表紙になりそうだ。なに…
読者諸兄、こんにちは、そして、今週号へようこそ。BABYMETALを初めて表紙の主役に迎えたことを嬉しく思っている。我々の雑誌が、その始まりから愛してきたひとつのバンド、その彼女たちがここに至るまでの歳月を思うと、感無量なのだ。思いかえせば2年と少…
BABYMETALが掲載された次号については、ご注意ください。ご要望があまりにも多く、全てのご注文にお応えすることが出来かねる場合もあります (イギリスの雑誌販売サイトの、KERRANGのページに掲載された注釈)最近、BABYMETALがポップ化しているように感じ…
「3人とも大好きだよ。だけど、BABYMETALのファンたちは、僕が誰が好みなのかを、既に決めてしまったようだね*1」 (Frederic Leclercq)インタビューというのは結構、難しいもので、インタビュワーの資質が、もろにインタビューの品質を決めてしまう。沈黙…
Frederic Leclercqという男は、BABYMETALとも共演したDragonForceのベーシストなのだが、BABYMETAL subredditでは、Moametalのファンとして知られている。彼は、The Golden Gods Awardsのアワードショーで共演した際、すっかり大魔王Moaの魔力に取り憑かれて…
そして、未来はここにある ー (Rob Halfordが、APMAのインタビューで、BABYMETALを指しながら言った言葉。UWS氏翻訳より)ものごとには必ず、裏と表、陰と陽がある。この両者は、必ず対でなければならない。「解散できない少女たち」という表題をつけた前の…
様々な法律が18歳成人制に向けて改正されようという昨今、もうすぐ19歳になろうかという女性に対して「少女」というのも失礼な話なのだが、単に語呂が良かったという理由で、この表題にしてしまった。東京ドームが両日ともソールドアウト。おめでたいことで…
そこにいたのは、道端でいつもライブをしているような、本当に自分たちの楽しみのためだけにやっているような、ひとつのバンドだった (theGlimmerTwin氏によるRedditの投稿から)Metal Resistanceが出た後のハイな状態も終わって*1、海外の記事も薄っぺらい…
みんな楽しそう。ノミネートされていた賞を取れなかったことも、KARATEの半即興パートが出色の出来だったことも、それは末梢に過ぎない。Alternative Press Music Awards(APMA)における、Rob Halfordとの共演は、とにかく面白かった。BABYMETALのファンは…
昨日のドニントン・パークは、BABYMETALの出番の直前になって豪雨に見舞われた。TeamRockサイトの「Download Festivalを前にして、Babymetalの恐れを知らないリーダーを直撃した」という記事の中で、この「恐れを知らない」リーダーは、天気が悪そうだがどう…
メタルのルーツから未来のメタルの星へ、脈々とその力が伝達されていることの、これは証明なのだ (Rob Halfordの言葉)3日ほど前、Alternative Press Music Awardsの表彰式の余興で、BabymetalとJudas PriestのRob Halfordが共演するというニュースが、ビル…
Rob Zombieが、ヘイターからBABYMETALを護ったと話題になった。上の写真を彼が投稿したところ、彼のファンが何人も文句をつけた。それに対して、「彼女たちは、あんたより頑張ってるよ」とか「一緒にやったバンドの大半より、彼女たちの方がエネルギーがある…
女王が仰せとあらば、僕(やつがれ)は跳ばねばならぬ。如何ようにと、お尋ねするなど要らぬこと。僕は卑しきキツネにすぎず、ただ陛下のお喜びを望むのみ (Reddit上の発言)女王の弾けぶりが止まらない。フィラデルフィアでは、「Everybody Jump!!」*1。何…
あまり触れたくなかったが、催促のようなコメントを頂いたので、仕方がない。昨日の夕刻、Download UKへの出演が発表された。以下は、Download UKサイトのニュースです。Downloadに並ぶフェスティバルは存在しない、そして、BABYMETALに並ぶバンドも存在しな…
How are you feeling tonight?How are you feeling tonight New York?Let us hear your voice.Please, we want to hear your voice.ニューヨークPlay Station Theaterの公演で、彼女が観衆に語りかけた。特に「Let us hear your voice」というところが、力が…
誕生日のケーキとして、ちゃんとしたケーキじゃなくて、カップケーキをもらったんです。もちろん外国にいるからですが、そんなことは初めてでした。でも、スタジオの中で誕生日を祝ったことが、私にとっては本当に楽しかったのです (The Musicの記事より)…
ビルボードの39位だそうだ。私の買った分もその1枚に含まれているのだろうか一週間ほど前にセカンドアルバムが届いた。Metal Hammerを始めとする英米の雑誌やサイトを主たる情報源としているので、整合性を確保するためにUS版を予約していたのだが、それがや…
[2016-06-14] 残念でした。Best International Bandは、Ghostが受賞しました 浮かれてる。Redditの連中は、去年は大騒ぎしたのに、もうThe Golden Gods Awardsのことなんか忘れてしまったかのようだ。今やグラミー賞しか見ていないそれはもちろん、今の最…
Babymetalが、驚異のヘッドラインショーを演るために、イギリス最大級の会場に雪崩れ込んだ(Eleanor Goodman著 / 2016-04-04 / TeamRockサイトのMetal Hammer担当記事)Babymetalという名で知られる日本の現象が、ロンドンのWembley Arenaでヘッドライン公…
あと2日で待ち望まれたセカンドアルバムが発表されるというのに*1、明るい話題ではない。BABYMETALが世界へ出て行くということは、このような悍ましきものに直面することでもある。一年以上前に、「BABYMETALとRacism」という記事を書いた。これは、BABYMETA…
Metal Resistanceは、史上最高のアルバムと言ってもいいだろう。10分の10かって?つけられるなら11にしたいね (TeamRockサイトのClassic Rock担当レビューから)TeamRockサイトに、Metal Resistanceの何とも大袈裟なレビューが掲載された。著者は、「BABYME…
もはやノベルティーではなく、現象という名でさえも既に足らず。我々は日本に飛び、Babymetalの世界奪取が、さらに早まりつつあることを知るPaul Brannigan著 / 2016-03-01 / Metal Hamer 281号のカバーストーリー*1(挿入した写真は、John McMautrie撮影。…
これは、世界最大級の会場にメタルを連れていくバンドが出した、壮大なメタルチューンなのだ (TeamRockサイトの、KARATEの紹介記事から) 和声にあふれた天与の声 KARATEの評判が、たいへん良い。横浜アリーナのファンカムで聴いたのでは、何ともたよりない…